『世界改変RPGアルスノヴァ』 質疑応答 2017年12月29日版  この質疑応答は、プレイを円滑に進める目的においてのみ、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。ただし、ファイル名やファイルの内容を変更することを禁止します。 (C)Table Top Frontier ■キャラクタービルド、キャラクターの成長 Q:IPをすべて消費しないで残しておくことはできますか? また、シナリオ中に残していたIPを消費することはできますか? A:いいえ、できません。取得しているIPは、キャラクタービルド時またはキャラクターの成長時にすべて消費しなければなりません。 ----- Q:アーツおよびアイテムをすべて取得せずに取得枠を残しておくことはできますか? また、シナリオ中に残していた取得枠でアーツやアイテムを取得できますか? A:いいえ、できません。アーツやアイテムは、キャラクタービルド時またはキャラクターの成長時に必要な数だけ取得しなければなりません。 ----- Q:アーツをリビルドを行なうとき、2レベル以上のアーツのレベルを減少させることはできますか? A:はい、可能です。すでに取得しているアーツのレベルを上昇させることも“アーツを取得する”ことに含まれますので、レベルを減少させることも“アーツを未取得にする”ことと同義になります。 ----- Q:“【取得条件】初期作成でのみ取得でき、リビルドで未取得にすることはできない。”と書かれているアーツのレベルを減少させたり、効果によって取得時に選択したものを変更することはできますか? A:いいえ、できません。アーツのレベルを減少させることは、アーツを部分的に未取得にするということになるためです。また、同様の理由で、効果によって取得時に選択したものを変更することもできません。 ----- ■データ(アーツ・アイテム・NE・デザイン・権能) Q:アーツやデザイン、アイテムなどの効果を宣言するタイミングが同じである場合、同じタイミングに宣言された効果はどのような順番で適用すればよいですか? A:基本的には、宣言された順番に適用します。GMが望むならば、同じタイミングにアーツやデザイン、アイテムとNEが同時に宣言された場合、NEを宣言した使用者の有利になるようにNEを適用する順番を決定できるものとしても構いません。 ----- Q:アーツやデザインの効果にある“望まない効果”とは、どのような効果ですか? A:基本的には、不利になるような効果ですが、有利になるような効果であっても、望まなければ“望まない効果”となります。 ----- Q:《絡繰》の効果で“初期作成でのみ取得できるアーツ”以外の【取得条件】があるアーツを選択することはできますか? A:はい、できます。たとえば、「アーキタイプ:疾風を駆る者」では《絡繰》で《八面六臂》を選択していますが、実際に《八面六臂》そのものを取得するわけではないので「【取得条件】《身体強化》の取得。」を無視して選択できます。 ----- Q:《先駆者》の効果が持続しているときに、ふたたび“Sマス”に進入して《先駆者》を宣言した場合、どのような処理になりますか? A:1回目の《先駆者》の効果は即座に終了し、2回目の《先駆者》の効果が適用されます。これによって、アビリティを選択しなおすことになるため、1回目とは別のアビリティを選択することもできます。このとき、別のアビリティを選択しても、1回目に選択したアビリティの増加は残らないことに注意してください(効果は重複しないため)。そのほかのアーツも、効果が持続している間にふたたび同じアーツが宣言された場合は、同様の処理を行なってください。 ----- Q:「使用:パーマネント」のアーツおよび効果が持続しているアーツを使用者の任意に終了させることはできますか? A:いいえ、できません。ただし、効果に任意に終了できる記述がある場合は、効果に従ってください。 ----- Q:《雄弁》にある、“取得しているカリスマのアーツの種類数”に《雄弁》は含まれますか? A:はい、含まれます。他のクラスの同種の効果を持つアーツにも同様の裁定を行なうものとします。 ----- Q:《公演》にある、“取得したアイドルのアーツの種類数”に《公演》は含まれますか? また、《雄弁》の効果にある“取得しているカリスマのアーツ”に含まれますか? A:はい、いずれも含まれます。逆に、アイドルではないカリスマのアーツの取得数は《公演》の効果には影響しません。他のクラスの同種の効果を持つアーツにも同様の裁定を行なうものとします。 ----- Q:《技術革新》の効果で、レベルの上限が「1」のアーツのレベルを2レベル以上に上昇させることはできますか? A:いいえ、できません。 ----- Q:《幻想破壊》の効果で、「使用:パーマネント」の効果を無効化することはできますか? A:いいえ、できません。「使用:パーマネント」の効果は、宣言を行なわないので、これに対して《幻想破壊》を宣言するタイミングはありません。 ----- Q:《錬成》の効果で使用回数を使い切って消費されたアイテムを選択することはできますか? A:いいえ、できません。消費されたアイテムはキャラクターシートから消去され、所持していない状態になるからです。 ----- Q:《最後の晩餐》の効果による「KO」は、いつまで持続しますか? A:使用者が次に「KO」から回復するまでです。 ----- Q:《落書き》の効果で入れ替えたマスに対して、さらに《落書き》の効果で入れ替えた先の隣接するマスとナンバーを入れ替えることはできますか? A:いいえ、できません。入れ替えたナンバーのマスは、《落書き》の効果を受けているものとして扱うため、“同名の効果は重複しない”というルールが適用されます。《落書き》の効果を受けていないマスに対してであれば使用回数の許す限り、複数のマスに効果を適用できます。 ----- Q:《模倣》の効果で、【取得条件】を満たしていないアーツやデザインを、取得したものとして使用できますか? A:はい、できます。《模倣》の効果で使用できるようになるアーツやデザインは、実際には取得していないため、【取得条件】を満たす必要はありません。 ----- Q:《強弱法》の効果でダイスが0個になるようにダイスを取り除いた場合はどうなりますか? A:出目は「0」として扱い、その判定に適用される修正値のみが達成値になります。例えば、判定の修正値が「10」ならば、達成値は「10」となります。 ----- Q:《不協和音》などの“ダイスロールを振り直す効果をすべて処理した後に適用する”効果の後に、もしもダイスロールを振り直す効果を宣言したいと申し出があった場合は、どのように処理をすればよいですか? A:“ダイスロールを振り直す効果をすべて処理した後に適用する”効果は“ダイスロールを振り直す”効果を宣言する権利を奪うものではありません。したがって、すでに宣言された“ダイスロールを振り直す効果をすべて処理した後に適用する”効果を差し戻してから“ダイスロールを振り直す”効果を適用した後に、改めて“ダイスロールを振り直す効果をすべて処理した後に適用する”効果を適用してください。ただし、これは例外的な処理であるべきです。“ダイスロールを振り直す効果をすべて処理した後に適用する”効果を適用する前に、“ダイスを振り直す”効果の宣言がないかを十分に確認してください。 ----- Q:《同調始動》の効果で複数のキャラクターがターンを開始できる権利を得ているとき、具体的にはどのようにターンの開始処理を行なえばよいですか? A:ターンを開始できるキャラクターが2体以上いる場合、その中から1番目にターンを開始するキャラクターを選択してターンの処理を行なった後、2番目にターンを開始するキャラクターを選択してターンの処理を行ないます。3体目以降も同様です。 ----- Q:《同調始動》の効果で複数のキャラクターがターンを開始できる権利を得ているとき、《倍速☆》などの本来のターン開始の順番に割り込んでターンを開始する効果が宣言された場合にはどのように処理を行なえばよいですか? A:割り込んでターンを開始する効果を宣言できるタイミングはそれぞれのターン終了時にあります。宣言の条件はそれぞれの効果に従います。 ■バトル Q:対象の変更を行なった結果、攻撃を2回受けることになった場合、1回目の攻撃で〔耐久力〕が「0」になったとき、〔耐久力〕を「0」から変更する効果はどの時点で使用しますか? A:1回目の攻撃で〔耐久力〕が「0」になったときに使用します。この時点で使用しなければ「KO」になります。この処理を行なってから、2回目の防御判定を行ないます。2回目の防御判定の結果、〔耐久力〕が「0」になった場合、さらに上記と同様の処理を行ないます。 ----- Q:開始マスの決定で、すでにすべてのマスにキャラクターが配置されている場合、残りのキャラクターはどのマスに配置すればよいですか? A:上記の状況の場合は、特別に“0マス(振り出し・KOマス)”に何体でも配置できるものとします。配置できるマスが存在しなくなるまでは、“0マス”には1体(ミニオンは3体)までしか配置できないことに注意してください。 ----- ■ゲームマスター Q:《過剰反応》や《必殺技》などの“使用者は○○を発表する。GMがそれを認めた場合〜”とある効果は、どのような判断基準で認めればよいですか? A:基本的には、使用者が何らかの発表を行なった時点で認めてよいでしょう。GMが望むならば、その判断基準を少し厳しめにしても構いません。ただし、その場合は、シナリオのレギュレーションを説明するときに、その旨をプレイヤーに伝えてください。 ----- Q:NPCがPCの味方としてバトルに参加する場合、配置上限は上昇させてもよいですか? A:はい、構いません。基本的には以下のように上昇させます。 ・イマジナント(ノーマル):3点 ・調律者(調律値[アウラ÷2]):6点 ・エグゼキューター(ミニオン):1点 ・エグゼキューター(ノーマル):3点 ・エグゼキューター(チーフ):6点