よくあるご質問(FAQ)
FAQ
2025/7/1更新
※FAQによる回答はエラッタのような正式の修正ではありません。
※FAQの内容をどのように適用するかはGMが判断してください。
『マジックパンクTRPG』の取り扱い
Q公式サイトのPDF形式のファイルのダウンロードは無料ですか?
Aすべて無料です。ガイドラインに従って自由に使っていただいて構いません。
Q『マジックパンクTRPG』は商業出版(商業活動)ですか? 自費出版(同人)ですか?
A『マジックパンクTRPG』はKADOKAWA/富士見書房から発売・展開されている商業出版の書籍およびサービスです。それと同時に、ユーザーのみなさまにはガイドラインに従って同人活動をしていただくこともできるように環境を整えております。詳細は公式HPの「ガイドライン」をご参照ください。一緒に『マジックパンクTRPG』の輪を広げていきましょう!
Q『マジックパンクTRPG』の対象年齢は何歳以上ですか?
A対象年齢は明確には定めていません。会話(対面またはボイスチャット)や文章のやりとり(テキストチャットなど)で十分な意思疎通ができ、かつゲームに臨む意欲があれば遊ぶことが可能だと考えています。上記条件を満たせるのは一般的に小学生以上くらいからでしょう。
キャラクター作成
Qサンプルキャラクターが取得しているアイテムデータが既存のアイテムデータと効果が異なるのはなぜですか?
A該当のアイテムは「制作したアイテム」を購入しています。公式サイトで閲覧・ダウンロードできるサンプルキャラクターの該当するアイテムデータには(※制作)の記載を追加しています。
▼はぐれ魔術師
〈メイジスタッフ〉:クォータースタッフ(140Mj)、Aドライブ(100Mj)、Aバッテリー(n=3、1,500Mj)
▼私立探偵
〈バッテリーウェア〉:アウターウェア(150Mj)、Aドライブ(100Mj)、Aバッテリー(n=1、500Mj)
▼呪奏士
〈呪奏楽器〉:楽器(150Mj)、Aドライブ(100Mj)、Aバッテリー(n=3、1,500Mj)、MUSE(500Mj)
▼魔石採掘者
〈パワードスーツ〉:メックスーツ(合金、1,150Mj)、Aドライブ(《英雄の剛力》を刻印、200Mj)、スペルキーパー(n=1、100Mj)
▼魔導機技師
〈アウルバイク〉:既存の〈アウルバイク〉(p.98)に〈サブシート〉〈ラム〉を追加
Qサンプルキャラクターが制作したアイテムを所持していますが、これはサンプルキャラクターだけの特権でしょうか?
Aいいえ、どの作成方法でも「制作したアイテム」を購入できます。PCが「アイテムの制作」を行えるのは「余暇」のみですが、GMが許可する範囲での“NPCが制作したアイテム”の購入はキャラクター作成時でも行えます。
Qパッケージビルドでキャラクター作成を行うとき、選択した各パックの内容を調整・改変することはできますか?
AGMの許可があれば可能です。部分的に必要なぶんだけスクラッチビルドと併用して作成するとよいでしょう。
判定
Q【魔力】が0や1の場合、【魔力】判定は行えますか?
A判定のダイスを振ることはできますが、出目2以上で失敗し、出目1で「バッドビート」になります。
Q「支援」を行う際、支援者が振るダイスの数を“ダイス数の増減”や“判定のダイス数を増加する効果”などで増やすことはできますか?
Aできません。判定を行っているのはあくまで主体者であり、支援者が振るダイスは厳密には“判定で振るダイス”ではないためです。
セッションの進行
Qピリオド進行について。「行動PC」に同行する場合、同行したPCは支援を行えますか?
A基本的に行えません。同行したPCが行えるのは“対応アクションで使用するスキル・アイテム・呪文などの効果”のみです。ただし、GMが望むならば例外的に支援を行えることにしてもよいでしょう。
バトル
Q攻撃判定と防御判定は“視覚が影響する判定”に含まれますか?
A含まれません。視覚が影響する判定は“視覚によってものを認識する行為”を指します。このことから、多くの場合、発見判定は“視覚によって「隠身」を得ているキャラクターを見つける”行為であるため“視覚が影響する判定”に含まれまれると判断できます。どこまでを“視覚が影響する判定”の範疇とするかは、上記を参考に最終的にGMが判断してください。
データのルール
Q「射程:視界」は、使用者本人を対象にすることはできますか?
A使用者が自らを視認できる状況であればできます(下を向いて自分自身を見るなど)。ただし、本来視認できる距離にあるものでも、何らかの理由で視界が塞がれている場合は、対象を視認できていないため対象にはできません。
Q「スロット:装着」の解説に「また、部位が指定されていない場合でも、同名の所持品は同時に準備できない。」と記述されていますが、これは「スロット:手持」を占有するアイテムにも適用されますか?
A適用されません。「スロット:手持」にそれぞれ同名のアイテムを準備することが可能です。ただし、同名のアイテムの効果は特記がない限り重複しない点に注意してください。別名のアイテムであれば効果はそれぞれ適用されます。
Q効果の使用回数について。「n回/ラウンド」「n回/ターン」のように使用回数が書かれている効果は、ラウンド進行以外で使用できますか?
A使用できます。ラウンド進行で扱う1ラウンドは10秒であるため、フリー進行やピリオド進行の際には「n回/ラウンド」は「n回/10秒」と読み替えて運用してください。また、ターンもラウンド中に1度だけ回ってくるものであるため、「n回/ターン」も同様に「n回/10秒」と読み替えて運用してください。
Q効果の対象の選択について。複数体を対象とした「対象:n体」の効果で対象を選択するとき、必ずn体ぶん対象を選択しなければなりませんか?
An体以下のキャラクターを対象として選択して構いません。例えば、「対象:3体」であってもあえて2体のキャラクターを対象として選択してもよいということです。
Q主要アクションで使用する効果をフリー進行やピリオド進行で使用する場合、使用回数はどのようになりますか?
A主要アクションはターン中に1回であり、ターンが回ってくるのは基本的にラウンドごとに1回です。そして、1ラウンドは10秒であるため、主要アクションで使用する効果は10秒ごとに1回まで宣言できるものとしてください。
Q対応アクションで使用する効果をフリー進行やピリオド進行で使用する場合、使用回数はどのようになりますか?
A対応アクションの回数が“1ラウンドごとに【対応値】回”であるため、10秒ごとに【対応値】回まで対応アクションの効果を宣言できるものとしてください。
Q対決の発生しない効果で、効果の対象がその効果を受けたくない場合、効果の拒否または拒否するための対決を行なうことはできますか?
AGMが許可すればできるものとします。無条件で拒否することを許可するかどうかは、“効果の使用者”が拒否を受け入れるか否かで判断してください。受け入れる場合は許可され、受け入れない場合は対決を行うことにするとよいでしょう。対決を行う場合、能動側(効果の使用者)の判定と受動側(効果の対象)の判定の能力値や内容は、その効果や状況に合わせてGMが決定してください。
スキル
Q使用者のターンで主要アクションの攻撃に対応アクションなどで続けて2回目の攻撃を行った場合、2回目以降の攻撃にも《突撃》(p.78)によるダメージの増加は適用されますか?
A適用されません。「移動を行った直後に白兵攻撃を行う場合、その攻撃で~」とある通り、移動の直後に発生する白兵攻撃に該当するのは“直後の1回のみ”です。
Q《二刀流》(p.78)の効果にある「準備:手持」ですが、この条件は「手持スロット」に武器が準備されていることを見る「準備:手持n」という意味ですか? それとも、「準備:手持」として準備している場合という意味ですか?
A“「準備:手持」として準備している場合”という意味です。「準備:手持」として準備している武器のみが該当します。「準備:手持」をあえて「手持2」として準備している場合や、〈モアアーム〉(p.96)の[増腕]などの効果で増加した手持スロットを2箇所ずつ占有して「準備:手持2」の武器を2個以上準備している場合は効果の適用の条件に該当しません。〈Ma-GEARアーム〉(p.97)の[パワーアーム]などの効果で「準備:手持2」を「準備:手持」として2個以上準備している場合は、《二刀流》の効果は適用されます。
Q《防衛》(p.79)の効果によって対象に隣接するエリアに移動した結果、攻撃の射程および対象の範囲から外れた、あるいは入った場合はどうなりますか?
A《防衛》を宣言した時点ではすでに攻撃の対象が指定されているため、《防衛》の効果で攻撃の射程および対象の範囲から外れたとしても《防衛》の使用者が攻撃の対象から外れることはありません。同様に、《防衛》の効果で攻撃の射程および対象の範囲に入ったとしても《防衛》の使用者が攻撃の対象に含まれることはありません。
アイテム
Q「余暇」でPCが「アイテムの制作」(p.82)を行う場合、アイテムは何個まで制作できますか?
A2025/7/1時点のエラッタにて修正を行い、「1個のアイテムの制作期間は[パーツの個数]日を目安とする」としています。
Qアイテムの制作について。Ma-GEARを制作する際に、呪文の刻印をしなくても〈Aドライブ〉は必要ですか?
A必要です。〈Aドライブ〉はMa-GEARの動力でもあるため、ほかのMa-GEARパーツを組み合わせる際に〈Aドライブ〉がなければ動作しません。〈Aドライブ〉を動力のみの用途として組み合わせる場合は100Mj(最低価格)の消費になります。
QアイテムのMa-GEAR効果で呪文が書かれている場合、元の呪文と同名の効果として扱いますか?
A同名の効果として扱います。そのため、効果は重複しません。例えば、〈Ma-GEARアイ〉(p.96)のMa-GEAR効果にある《未来視》と呪文の《未来視》(p.117)は同名の効果として扱います。
Qアイテムの義体について。すでに購入している義体に追加機能を新たに追加できますか?
A「余暇」の「③アイテムの購入と売却」の時点で「アイテムの制作」としてPCが追加機能を新たに追加することができます。また、すでにある追加機能を外すこともできます。新たに追加する場合はデータに書かれている金額のMjが必要となります。外す場合はMjはかかりませんが、Mjが払い戻されることもありません。NPCに依頼することでも上記と同様のことが可能です。
Q「ヴィークルチャージ」(p.85)を行う際には必ず移動が必要ですか?
A必要です。対象にする予定のキャラクターから少なくとも1エリア以上離れたエリアから、対象に近づき隣接するエリアまで移動できなければなりません。また、わざと迂回して移動したエリア数を稼ぐこともできません。必ず1エリア移動するごとに対象に近づくようにしてください。
Q乗物にMa-GEARパーツを組み合わせることはできますか?
Aできません。動力パーツが〈Aドライブ〉に相当するためです。〈ウェポンマウント〉で準備された武器についてはMa-GEARパーツが組み合わされていても問題ありません(乗物ではなくあくまで武器であるため)。
Q〈IDチップ〉(p.96)は【魔力】0(無能者)のキャラクターでも効果を受けることができますか?
A効果を受けることができます。〈IDチップ〉は「準備:なし」であり、魔導スロットを必要としないためです。
Q〈メイジスタッフ〉(p.92)と〈バッテリーウェア〉(p.95)を同時に準備している場合、[魔煌充填]の効果は重複しますか?
A別々のアイテムに組み込まれたAバッテリーの[魔煌充填]の効果は重複します。(2025/7/1更新のエラッタにて対応)
Q〈Ma-GEARアーム〉〈Ma-GEARレッグ〉(p.97)は別のアイテムですが、[マウントウェポン]は同名のデータです。両方を同時に準備している場合、[マウントウェポン]の使用回数はどうなりますか?
A〈Ma-GEARアーム〉の[マウントウェポン]の「1回/ターン」と〈Ma-GEARレッグ〉の[マウントウェポン]の「1回/ターン」を、同じターンで1回ずつ(合計2回)宣言できます。
Q〈Ma-GEARアーム〉〈Ma-GEARレッグ〉(p.97)の効果には「1箇所の~」とありますが、2箇所の腕や脚に準備している場合、ぞれぞれ効果を受けることはできますか?
Aぞれぞれ効果を受けることができます。このとき、Ma-GEAR効果も効果が同時に適用されるものでなければ、それぞれで効果を受けることができます。
呪文
Q「コスト:A+0~3枚」のようなカードの種類が分けて書かれている呪文で[ナンバー]や[消費枚数]を見る場合、Aのカードも含めて計算しますか?
A基本的にはAも含めて計算します。ただし、“Aを除く”などの記述がある場合はその記述に従ってください。
Q「維持」を行った呪文は、術者の次回のターンでふたたび「維持」を宣言できますか?
A対応アクションを宣言できる回数が残っている限り、術者は自身のターンを開始するたびに「維持」を宣言できます。
Q「持続:維持」の呪文を使用する場合、どこまで呪文を維持し続けることができますか?
A「維持」は対応アクションで宣言するため、術者が対応アクションを宣言できる状態であり続ける限り維持を継続することができます。「気絶」などで意識が途絶えたり、何らかの原因で対応アクションの宣言回数が0回になったりすれば維持は継続できません。そのほかの状況による「維持」の可否の判断はGMが行ってください。
Q防御判定を【感覚】で行うようになる《明滅》(p.110)と感覚判定を魔力で行う《霊視》(p.139)を同時に使った場合、防御判定を【魔力】で行うことはできますか?
A防御判定は“影響する判定”ではないため、できません。
Q《大地の牙》(p.123)の効果にある「地上」はどこまでを指しますか?
A地表の地面そのものは間違いなく「地上」の範疇です。地面に接地している床面は、床材が極端に強固な材質でなければ「地上」の範疇に含めます。地面に接地していない床面や、建物や乗り物などの床面は基本的には「地上」として扱いませんが、GMの状況判断によって「地上」に含める範疇を独自に定義してもよいものとします。
Q《呪文刻印》(p.131)で呪文を刻み込む場合、各呪文の「刻印:不可」や「刻印:禁止」の制限は関係ありませんか?
A関係ありません。呪文の「刻印:不可」や「刻印:禁止」は〈Aドライブ〉の呪文の刻印についての条件であり、《呪文刻印》で刻み込む呪文を制限するものではありません。
Q《霊視》(p.139)によって攻撃判定や防御判定を【魔力】で行うことはできますか?
Aできません。攻撃判定は“視覚が影響する判定”に含まれないためです。多くの場合、発見判定は“視覚によって「隠身」を得ているキャラクターを見つける”行為であるため、【感覚】の代わりに【魔力】で判定を行うことができます。
Q《短絡》(p.141)の効果で射程を見る場合、どのように射程を見ればよいですか?
A[ナンバー]エリア以内のエリアを“隣接するエリア”として見るため、「射程:1」であれば前述の“隣接するエリア”(つまり1離れたエリア)のキャラクターを対象にできます。「射程:3」であれば前述の“隣接するエリア”を1離れているエリアとして数え、そこからさらに2離れたエリアまでのキャラクターを対象にできます。
世界観関連
Q惑星マルクトの大きさはどの程度ですか?
A現時点で正確な大きさを明言はしていません。
ルールブックでは1日は24時間で1年は365日であることを前提として、さまざまなデータやワールドセクションで言及している年月の記述があります。このことから、マルクトの大きさや恒星との関係は、現実の地球とその周辺の環境ととても似通っていると想像していただいて差し支えありません。
ただし、星の環境は多くの要素が複雑に絡み合って形成されているため、一概に“地球”と同様であるとは断言できない点にご留意ください。